宮城・仙台アニメーショングランプリ

過去の審査結果

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宮城・仙台アニメーショングランプリ2010審査結果


グランプリ
「青いさざなみ」
作品名:「青いさざなみ」

ストーリー

少年は閉ざされた場所にいた。光も届かないようなその場所で、ふと窓の向こうに一羽の鳥が羽ばたくのを見る。少年はもしも(if)・・・と想像した。すると窓が鳥の形になり羽ばたきだす。初めは一羽だったのがやがてたくさん集まり、壁には大きな穴が空いた。そう、出口だ。外に出た少年は、自分がもと居た場所の意味を知った。そして決意する。
「行こう!鳥さん!」
すると鳥はこの呼びかけに応え、人々の妨害を振りほどきながら、実物の鳥として少年のもとへとやって来る。
彼は白く輝く鳥をしっかりと抱きしめた。
そして 黒く広がる、海へ。

受賞者
白田 明日香

白田 明日香
1989年 山形生まれ
2007年 東北芸術工科大学 入学
現在、映像コース三年


受賞者コメント

この度は名誉な賞を頂き、誠にありがとうございます。
この作品は自分自身の体験をもとに描いたものであり、それが認められたというのは
とても嬉しいことだと感じています。
この賞を励みに、これからも心に残る作品を作っていきたいと思います。

審査委員コメント
  • 作者の可能性を感じる作品です。台詞もナレーションもスーパーも無く音楽と映像だけで力強いメッセージを表現していました。アニメーションの原点と思える作品です。【布川】
  • 見たことのない惑星での体験を描くことすら可能になった映像表現が出現する中、この作品からは手描きのアニメならではの強さとは何かを再認識します。そんな強みを活かした作品つくりをぜひとも続けてください。【森】
  • 子供作品というフィールドを超えたひろがりを持っています。アニメーションの魅力や利点をいかした、奥の深い作品です。【櫻井】
  • グランプリ受賞、おめでとうございます。本作品は、子どもの心の壁を打ち破り、社会という大海原に飛び立とうとする様子を、「子ども」「ハト」「青いさざなみ」を用いて表現されていました。アニメーション技法だけではなく、子どもの心の壁を打ち破るというストーリー展開など、随所に工夫が見られた作品でした。今後のご活躍を期待します。【西浦】

優秀賞 自由課題/学生部門
「memory」
作品名:「memory」

 

ストーリー

舞台は核で荒廃した未来。
調査に訪れた兵士が大破した家庭用ロボットを発見する。
ロボットが記録していた映像には一人の少女の成長が描かれていた・・・・・。

受賞者
山元 隼一

山元 隼一
2005年 九州大学芸術工学部画像設計学科に入学、デザインを専攻。
2009年 九州大学大学院芸術工学府デザインストラテジー専攻に入学。


受賞者コメント

この度はこのような名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。 memoryは観た人に日常の大切さを感じてもらえる作品を目指しました。 今後は、より命をかけて作品作りに取り組んでいこうと思います。 最後に、大学院まで通わせてくれた両親、指導をしていただいた松隈先生、 支えてくれた友人に感謝したいと思います。

審査委員コメント
  • 今まで荒廃した世紀末の世界を描いた作品はストーリーも殺伐としたお話が多い中、作者の優しい視点が未来に救いと希望を与えた作品になりました。『熱血宇宙人』は同じ作者とは思えないナンセンスさが面白く、笑わせて頂きました。【布川】
  • アクションや奇抜な演出、あるいはテクニックにはしりがちなCG表現の中で、だれもが共感できる「こころ」をうまく捉えた作品です。映像の表現力が高度化する中、飽くまでこころに訴えかける作品つくりに精進してください。【森】
  • 確かな技術力を持ちながら、それにおぼれることなく、観る人のことをよく考えた作品になっています。【櫻井】
  • 優秀賞受賞、おめでとうございます。本作品は、荒廃した世界の日常を舞台にすることで、視聴者を作品に取り込み、さらに一人の少女の成長記録を通して、人々の記憶を呼び起こすように、工夫されていました。また、アニメーション技法の高さも然ることながら、キャラクタ設定、ストーリー展開ともに、よく練られた印象がありました。今後の大いなる飛躍を期待させる作品ではないでしょうか。【西浦】

優秀賞 自由課題/一般部門
PEN
作品名:PEN

 

ストーリー

描いたものが現実になる魔法のペンを手に入れた男の話
果てしない物欲に駆られた男はやがて大切なものを見失う
ペンによって生み出された少女の優しさが男を愛に気付かせる
「ほんとうに欲しかったもの」がわかった男がペンを使い最後に描くものは…。

受賞者
藤間 さちお

藤間 さちお
高校卒業後、3年間イギリスにて語学と美術・デザインを学ぶ。帰国後、5年間イベント設営会社に舞台セットデザイナーとして勤務。現在、ウォルト・ディズニー・イマジニアリング・ジャパンにて、ショーデザイナーとして勤務。
個人では、東京を中心にアートライブや個展等の創作活動を展開している。


受賞者コメント

以前、僕の絵を買ってくれた宮城県在住のお客様が僕を仙台に招いてくれて、現地の美しいものをたくさん見せてくれました。そんな宮城県に高いアニメの文化が息づいていることを知り、今回の応募に至りました。
作品の製作に携わってくれた才能ある方々、見守ってくれた妻、そして宮城県と僕をつなげてくれたお客様と主催者の皆様に心より感謝いたします。

審査委員コメント
  • 大変センスのよい作品です。技術的にも素晴らしくシンプルな手描きの味にこだわり、アニメーションの楽しさを十分発揮してくれました。【布川】
  • 単なる映像表現が多い中、はっきりとしたメッセージを持った作品と思います。観る人に何か残る、何かを考えるきっかけとなった作品を今後も期待します。【森】
  • 作者の感性のよさを感じさせる作品だと思います。今後の作品にも期待したいです。【櫻井】
  • 優秀賞受賞、おめでとうございます。本作品は、シンプルなメッセージとキャラクタにより、見る人を作品の世界に引き込むように意図されていました。作品のタイトルでもある「モノ」を生み出す不思議な「PEN」は、作品の持ち味である鉛筆画と相まって、見る者にも不思議な感覚を伝えていました。今後も、独自の世界観を活かしたアニメーション作品を期待しています。【西浦】

特別賞(インターネットによる一般投票審査) 自由課題/一般部門
魔法使い!?まなみ
作品名:魔法使い!?まなみ

 

ストーリー

とりわけこれといった特徴もないガリ勉タイプの「どこにでもいる女子高生『まなみ』」は先輩と図書館で勉強している時、不思議な力によって異世界に飛ばされてしまう。その世界では、『魔法』という概念が一般的に存在し、人々は魔法の力の恩恵に授かって日々をすごしている世界だった。
「特別な力をもつ魔法使い『まなみ』」が、元の世界に戻るべく、そして異世界に飛ばされた先輩を探すべく、この世界で出会った魔法学校に通う姉弟『ツブ』と『シロ』とともに様々な場所を冒険して手がかりを探していくサイエンス・フィクション・ファンタジー。

受賞者
たけはらみのる / 芦名みのる

たけはらみのる / 芦名みのる
・「たけはらみのる」
長野県飯田市出身。茨城県つくば市在住。Flashアニメクリエイター。独特の構成によるキャラアニメーションを作り、webサイト「こしあん堂」上にて人気を博する。Flashアニメ監督作品としてアニメDVD「殿といっしょ」、「ぼく、オタリーマン。」などがある。
・「芦名みのる」
兵庫県明石市出身。茨城県つくば市在住。獣医師謙Flashアニメクリエイター。シナリオや演出、音楽を中心に担当。監督作品としてアニメDVD「世にも奇妙な漫☆画太郎」「ぼく、オタリーマン。」などがある。


受賞者コメント
  • 今までコンテストとはあまり縁のない暮らしをしていたため、今回受賞させていただいたことを大変嬉しく思っております。ありがとうございました。【たけはらみのる】
  • DアニメでなくセルアニメでなくFlashアニメーションでこの賞をいただけた事を大変華々しく思っております。ありがとうございました。【芦名みのる】
 

協賛

石ノ森漫画館 一般社団法人宮城県情報サービス産業協会(Miyagi Information Service Industry Association) 専門学校日本デザイナー芸術学院仙台校

主催:
宮城・仙台アニメーショングランプリ実行委員会

一般社団法人東北経済連合会 宮城県商工会議所連合会 宮城県商工会連合会 一般社団法人宮城県情報サービス産業協会 一般社団法人宮城県専修学校各種学校連合会 経済産業省東北経済産業局 仙台市 宮城県

共催:東北情報通信懇談会 

後援:経済産業省 総務省東北総合通信局 一般社団法人日本動画協会 NHK仙台放送局 TBC東北放送 KHB東日本放送 ミヤギテレビ 仙台放送 河北新報社 朝日新聞仙台総局 毎日新聞仙台支局 読売新聞東北総局 産経新聞社東北総局 日本経済新聞社仙台支局