宮城・仙台アニメーショングランプリ

過去の審査結果

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宮城・仙台アニメーショングランプリ2014審査結果(自由課題)

自由課題審査結果 企画原案審査結果

宮城・仙台アニメーショングランプリ2014自由課題受賞作品紹介

「グランプリ」1作品、「優秀賞」4作品、「特別賞」1作品、「審査委員長特別賞」1作品の計7作品です。

グランプリ
作品名:WORMY

©Movie:Mizui Kakeru Music:masato abe
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ストーリー

「とじて ひらく 言葉のいのち」言葉通り読まれなくなった本の命が蝶となって、再び意志を届けるというコンセプトで制作。

受賞者

水井 翔
2008年、尾道市立大学 芸術文化学部 美術科入学。2年時よりアニメーションを制作。2012年尾道市立大学 大学院 美術研究科入学。様々なアニメーション技法を使って映像表現の可能性を研究。2014年、修了作品「WORMY」学部長賞。尾道市立大学 大学院 修了


受賞者コメント

このような素敵な賞を授与して頂きありがとうございます。作品「WORMY」はもともと東北で映像投影をしてみないか、というお誘いを受け制作したものです。漠然と「生命観」や「再生」を意識し映像表現しました。実際には今後予定していた投影が行われるかどうかわかりませんが、このような形で、東北の多くの方の目に触れるチャンスを頂けた事はとても嬉しい事です。ありがとうございました。

審査委員コメント
  • ワンカットの映像にリズミカルで抒情性の溢れる素敵な作品です。 古書をくりぬいて素材にしたことも素晴らしいアイデアだと思います。【布川】
  • 学生部門への応募作品ながら、新しいセンスを感じさせるプロ的なセンスとテクニックが際立った作品として印象に残ります。特に、二次元の作品でありながらも、遠近を強調した疑似的な立体感がスクリーンの中の映像とは思えないリアリティを見る者に与えます。【森】
  • アニメーションというジャンルに新しい道を切り開く、大きな可能性を持った人材が登場した。次の作品を早く観てみたい。【櫻井】
  • 昆虫を題材とした味わい深いアニメーションに仕上がっていました。多くの動植物が登場していますが、一つ一つに生命の躍動感と作者のこだわりが感じられました。【西浦】

優秀賞/一般部門
作品名:通勤ラッシャーズ

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ストーリー

朝の眠気に耐えながら会社へ向かい、夜のヘトヘトに耐えながら家に帰るサラリーマン。彼らは通勤ラッシュのプロフェッショナル、「通勤ラッシャーズ」だ。
それいけ!がんばれ!通勤ラッシャーズ!

受賞者

野中晶史
1985年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を修了し、現在はフリーランスのアニメーター•アニメーションディレクターとして活動中。


受賞者コメント

素晴らしい賞いただきありがとうございます。通勤ラッシャーズは、通勤ラッシュのストレスをどうにか笑いに変えられないかと思い制作した作品です。今後も多くの方に楽しんでもらえるような作品を作り続けていきたいと思います。

審査委員コメント
  • 満員電車を経験した人なら誰でも体験するエピソードをユーモラスに作品にしたのは、作者の力量の素晴らしさです。【布川】
  • もはや常連となった野中さんの作品は、「ウィットとユーモアが溢れた」という表現にぴったりで、見る人の期待を裏切りません。でも、ちょっと今回の作品、ストーリーを盛り込み過ぎたのかもと思ったりもしましたが、圧巻の演出力でうまく最後には大団円が待っています。【森】
  • 日常にこそ人の気持ちをつかむ素材はある。その面白さを的確につかみ、アニメーションで的確に表現できた作品だ。【櫻井】
  • 通勤電車の中での人々の感情や行動が良く観察されており、アニメーションとしてうまく表現され、非常にまとまりのある作品でした。【西浦】

優秀賞/学生部門
作品名:ネジとねこ

©Miki Baba
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ストーリー

主人公の猫はネジを作る工場で働いています。毎日、同じネジを作っています。そんなある日の夜、TVに映るキラキラ輝くアイドルを見ているうちに、自分の代わり映えしない地味な日常に疑問をもち始めて…。

受賞者

馬場美紀
東北芸術工科大学美術科卒。卒業後アニメーション制作に興味を持ち、社会人経験をへてアートアニメーションのちいさな学校夜間平面コースを修了。


受賞者コメント

この度は素晴らしい賞をありがとうございます。主人公のねこのように、アニメーション制作も毎日コツコツ制作しましたので、苦労が報われるようです。この受賞を励みに制作活動を続けて行きたいと思います。ありがとうございました。

審査委員コメント
  • 主人公が猫という発想が面白い。地味に毎日を同じネジを作って過ごす様を丹念に描いてます。【布川】
  • 見ていると不思議に引き込まれるストーリーですが、ところどころ破綻していても、なぜか違和感を感じさせない力はどこにあるのか、メッセージは何だったのかと、つい見終わった後に考えさせられます。【森】
  • 国境も時代も超えて、人の想像力をかきたてるであろう作品だ。【櫻井】
  • モノトーン調の作品でありながら、猫の表情が細かく描写されており、単純なネジ加工作業を通して人々を感動させる様子が伝わってくる作品でした。【西浦】

作品名:CYCLOID

©Tomoki Kurogi

ストーリー

明日のために目覚まし時計をセットし就寝する青年。
私達の視点は、生滅の営みを俯瞰するように動き始める。

受賞者

黒木 智輝
1990年宮崎県生まれ。
2013年九州大学芸術工学部画像設計学科卒業。
2013年九州大学大学院芸術工学部デザインストラテジー専攻入学。


受賞者コメント

この作品は無常観をテーマとしたアニメーション作品です。
物事が移り変わって行く様子の美しさを手描きによる風景アニメーションで表現しました。
変化を受け入れ楽しむことが人生を豊かにして行く、というメッセージを込めました。

審査委員コメント
  • 審査員満場一致で決定した作品です。最初のシーンから大きく風景、時間がダイナミックに変化し、また最初のシーンに戻る映像に圧倒されました。【布川】

  • 一種オーソドックスな手法ではあるものの、アニメならではのメリハリ感と手書きの質感で、途方もないスケールを醸し出してくれます。そして、最後には、ああ地球って丸いんだという素朴な感想を見る者すべてに引き出させる力を持っています。【森】

  • アニメーションのよいとこどりいっぱいの、遊園地のアトラクションのようなムービー。グランプリが1作品だけなことが惜しまれる出来栄え。【櫻井】 

  • 場面転換に工夫が感じられ、作品に引き込まれる感覚を持ちました。【西浦】


優秀賞/復興部門
作品名:忍者動態活写

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ストーリー

忍者の兄弟「東の青鷹」と「西の赤獅子」が悪党「蝶々髭丸尻顎守」の城へ侵入して忍者の秘宝”忍のからくり箱”を取り戻そうとする物語。大人数の登場人物がわいわい動き回り、一度では見きれないアニメーション。

受賞者

uwabami 
2010年8月、ムトウアキヒトとはらだかおるによるアートユニット結成。
仙台市のアーケードで絵を描いたことがきっかけで活動スタート。
その場の風景とともに、その場にいる人々をどんどん絵の中に描いて行き、一枚の絵に仕上げるライブペイントの進化系「キャラストレーション」や、イラスト、アニメーション制作をしています。
遊園地のような楽しい場所を作ることを目標に、常に新しい事に挑戦し続けています。


受賞者コメント

ありがとうございます!地元ですばらしい賞を取ることができて光栄です。宮城を代表するアーティストになれるよう日々挑戦していきます!

審査委員コメント
  • あえて画面転換がない作品にしたのは大変面白いしユニークです。ギャグのエスプリも効いて笑えました。【布川】
  • 新しい!と、思わず、唸ってしまった画像構成。どこかゲーム的なコミカルさを備え、先ほどとは違う視点で、つい繰り返し見たくなってしまいたくなる不思議な魅力を備えた作品です。こんな型破りな発想で、復興が加速されることを願わずにはいられません。【森】
  • 斬新! 意表をついた展開とアニメーションは、ゲーム世代だからできることか。【櫻井】
  • 忍者の戦いを題材とした作品で、鳥瞰図的な視点からの三者入り乱れた戦いの様子が細かく描写されており、途中不思議なキャラクタが出現することも見所だったかと思います。【西浦】

特別賞
作品名:京都美術部立体絵巻

©京都市立洛北中学校美術部

ストーリー

「京都美術部立体絵巻」は私たちの住む京都の名所旧跡、祭などを細部にこだわって作ったペーパークラフトの街の中を美術部員たちが虚実を交えて楽しく紹介するという作品です。特にこだわったのは祇園祭の鉾が動く山鉾巡航シーンで鉾を3騎も作る事にしたためこれだけで5が月もかかってしまいました。おもしろエピソードを加えて紹介しているので、「京都って楽しそうだな」って思って見てもらえたら最高です。

受賞者

京都市立洛北中学校美術部
洛北中学校美術部では2011年から全体活動として映像作品を制作しています。細部にこだわった「絵画」や「立体造形」をちょっとしたストーリーのある「動く映像」とする事でみんなに紹介しています。美術部は現在3年生3人、2年生6人、1年生2人の少人数で活動しています。時々、卒業した3人の先輩が手伝ってくれます。


受賞者コメント

この作品の制作にかかった時間は非常に長く、いつ終わるか先の見えない作業が続く毎日でした。描く事や工作が好きだったので、案外楽しく出来ましたが、私たちが初めて手がける分野の作品で、本当に手探りで作っていました。でも、こうして報われると作った甲斐があるというものです。「立体絵巻」を作るにあたって、実際に実物を顧問に連れられて部員みんなで見に行きました。現在は、もっとストーリー性のあるアニメを作っています。

審査委員コメント
  • アニメーション作品かと云えばうーん?という感じですが、京都を案内するにはよく出来た内容ですし大変楽しい作品です。京都観光用にまた修学旅行用に利用したらいかがでしょう?【布川】
  • 素人くさい棒読みセリフが妙な味を生じさせます。というのも、1年をかけて作ってきたミニチュアや切り紙の人物のクオリティが高いからかもしれません。全体や映像の構成も洛北中学美術部の皆さんの恐るべき将来性を垣間見せてくれます。京都案内としては、とても魅力的なものに仕上がっています。【森】
  • 日本に京都があってよかった。京都という日本の財産を100%いかした、学生だからこそできる作品。京都はこの中学生が作り上げた作品を世界に積極的に見せるべきではなかろうか。【櫻井】
  • 美術部の皆さんのアイデアでしょうか。登場人物に切り紙と実写を織り交ぜて、京都の風景が再現されており、細かな点にも工夫が感じられる作品でした。【西浦】

審査委員長特別賞
作品名:やみのけ

©2013 Yuri Nakamoto / Tokyo University of the Art
この作品を見る(YouTubeへリンク)

ストーリー

路地裏での不思議な出来事。路地裏には表に置いていないものが置いてある。路地裏では表では起こらないことが起こるかもしれない。
音楽:佐藤亜矢子、音響:椎葉爽

受賞者

仲本 有里
アートアニメーションのちいさな学校夜間立体コースにてアニメーション制作を開始。東海大学教養学部芸術学部デザイン学課程卒業。ショー運営、美大事務を経て東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。


受賞者コメント

このような賞をいただき大変光栄です。多くの方々に見ていただく機会を与えてくださり本当にありがとうございます。また、制作に携わってくださった全ての方に感謝致します。立体アニメーションならではの表現とは何だろう、ととても悩み制作致しました。おどろおどろしい雰囲気の作品ですが、子供にも見ていただけたら幸いです。「モノ」の気配を感じ、怖がったり面白がったりしていただけたら嬉しいです。

審査委員コメント
  • すごい発想力ですし力強い作品に仕上がってます。次の作品を期待させる作家です。【布川】
  • 見ているうちに、不思議な世界に引き込まれてしまいます。ディテールに優れた造形と計算されたシーン構成が、明確には語られない何かを伝えてくるのを感じます。その何かを無意識のうちに探してしまうから、引き込まれてしまうのでしょうか。【森】
  • この作家がアニメーションで描く闇をいろいろ観てみたくなった。【櫻井】
  • 小学生の女の子の心情を特徴ある作風でまとめられた作品に仕上がっておりました。また、音響効果により緊迫感を演出されていたことも印象的な作品でした。【西浦】
 

協賛

石ノ森漫画館 一般社団法人宮城県情報サービス産業協会(Miyagi Information Service Industry Association) 専門学校日本デザイナー芸術学院仙台校

主催:
宮城・仙台アニメーショングランプリ実行委員会

一般社団法人東北経済連合会 宮城県商工会議所連合会 宮城県商工会連合会 一般社団法人宮城県情報サービス産業協会 一般社団法人宮城県専修学校各種学校連合会 経済産業省東北経済産業局 仙台市 宮城県

共催:東北情報通信懇談会 

後援:経済産業省 総務省東北総合通信局 一般社団法人日本動画協会 NHK仙台放送局 TBC東北放送 KHB東日本放送 ミヤギテレビ 仙台放送 河北新報社 朝日新聞仙台総局 毎日新聞仙台支局 読売新聞東北総局 産経新聞社東北総局 日本経済新聞社仙台支局